冬場に『ノロウイルスによる集団感染』、夏場に『お弁当のサルモネラ菌による食中毒発生』——こんなニュースを目にしたことはありませんか?
これらはすべて 「胃腸炎」 に関連する話なのです。
胃腸炎は、突然の嘔吐や水のような下痢、腹痛などを引き起こします。
特に感染性胃腸炎 は、家庭や学校、職場で一気に広がる可能性があるため、正しい知識と予防策が欠かせません。

そこで「胃腸炎とは何か?」をわかりやすく解説し、その原因や症状、治療法や予防法について詳しくご紹介します。
目次
胃腸炎とは


胃腸炎は、胃や腸に炎症が起こることで、腹痛や下痢、嘔吐などの症状が現れる病気です。
感染や食べ物が原因となることが多く、子どもから大人まで幅広い年齢層でよく見られます。
胃腸炎の原因
胃腸炎の主な原因には以下のようなものがあります。
胃腸炎の主な原因
- ウイルス感染(ノロウイルス、ロタウイルスなど)
- 細菌感染(サルモネラ菌、カンピロバクターなど)
- 食中毒(生ものや十分に加熱されていない食品の摂取)
- 寄生虫(まれですが、水や食品から感染することがあります)
- 薬の副作用(抗生物質や鎮痛剤が原因で胃腸が荒れることがあります)
胃腸炎の種類と流行時期
先ほど挙げた胃腸炎の原因を大別すると下記の4種類にまとめられます。
胃腸炎の種類
- ウイルス性胃腸炎(ウイルス感染)
- 細菌性胃腸炎(細菌感染、食中毒)
- 寄生虫性胃腸炎(寄生虫)
- 非感染性胃腸炎(薬の副作用)
これらの胃腸炎の流行時期を以下にまとめます。
胃腸炎の種類 | 流行時期 | 主な原因 |
---|---|---|
ウイルス性胃腸炎 | 冬(11〜3月) | ノロウイルス、ロタウイルスなど |
細菌性胃腸炎 | 夏(6〜9月) | 食中毒(サルモネラ菌、大腸菌など) |
寄生虫性胃腸炎 | 年中発生 | 寄生虫など |
非感染性胃腸炎 | 年中発生 | 薬の副作用、ストレスなど |
胃腸炎の症状
胃腸炎になると、以下のような症状が現れることがあります。
胃腸炎の主な症状
- 腹痛(お腹が痛む)
- 下痢(水のような便が出る)
- 嘔吐(吐き気や実際に吐いてしまうことがある)
- 発熱(特にウイルス性の場合)
- 食欲不振(食べ物が喉を通らない)
- 脱水症状(口が渇く、尿の量が減るなど)
胃腸炎の治療法
胃腸炎の治療は、原因や症状に応じて行います。
胃腸炎の治療法
水分補給
下痢や嘔吐が続くと脱水症状になることがあるため、こまめに経口補水液を摂取します。
整腸剤
腸の働きを整えるために、乳酸菌やビフィズス菌などが含まれる薬を使うことがあります。
解熱剤
高熱がある場合に使用します。
食事療法
症状が落ち着いたら、少量のおかゆやスープなど消化の良いものから始めます。お腹いっぱいになるまで摂取するのは控えましょう。
胃腸炎を予防するには
胃腸炎の予防には以下のようなものがあります。
胃腸炎の予防法
- 手洗い(外出後や食事前にはしっかり手を洗う)
- 食品の管理(生ものや加熱が不十分な食品を避ける)
- 体調が悪いときは無理をしない(免疫力が低下すると感染しやすくなります)
胃腸炎かな?とご不安な方はすぎの大人こどもクリニックへ
突然の嘔吐や水溶性の下痢、激しい腹痛などの症状がある方は我慢せずに当院でご相談ください。



胃腸炎は自然に治ることもありますが、症状が長引いたり、血便や激しい腹痛がある場合はお早めに受診してくださいね。